実家の納戸で面白いモノを見つけたので連れてかえりました
1975年に父が香港を旅した時の お土産のカラースライドです
香港の景色や人物がネガになっていてビューアーに差し込んで
光にあてて覗くと70年代の香港が映し出されて
はじめて見る風景なのに 何故か懐かしい気持ちになりました
立ち並ぶ高層ビル群、100万ドルの夜景
閉鎖される前のタイガーバームガーデン
かつて存在していた高層スラム九龍城砦・・
返還前の香港が切り取られた100枚近いネガの中に
気になる建物がありました
大きな山を背景に水面に鏡写しになっている古い城壁・・
時間が止まっているような 不思議な存在感に
じっと見入ってしまいました
アヘン戦争によってイギリスの植民地になり
150年の時を経て 1997年に中国へ返還された香港
期限付きの特別な場所だったことを思うと
ますます物語を感じて 旅の余韻のような世界を
ゆうらりと彷徨ってみたくなります
連休明けで まだ現実に戻れない方は
「大分むぎ焼酎二階堂」の動画で夢の続きをどうぞ→
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刻の迷路 消えた足跡 風の海峡 詩人の島
文字のかけら 森のオルガン 砂丘の図書館・・
ノスタルジックな30秒の夢です