高山で見かけた近代建築。
昭和11年に建築された精肉店・天狗総本店は
王冠のような装飾と天狗のモチーフが個性的で、
ひときわ異彩を放っていました。
天狗総本店の向かいの建物も本格的な洋風建築で
ノスタルジックな美しさ・・
こういう宝石のような建物がグッと町全体を引き締めて
いい雰囲気をもたらしているのだなぁと思いました。
消火栓も素敵!
昔ながらの町並みに馴染んで絵になっていました。
高山陣屋は江戸時代に治政を行った場所。
幕末には全国に60数ヵ所あったと言われている代官所の中で、
当時の建物が残っているのは この高山陣屋だけなのだとか・・
時代劇でしか知らない場所を実際に見ることができて、
とても興味深かったです。
とくに罪人を裁く御白州は刑罰の大きな石などがあってリアルでした。
柱の釘隠しに兎がいました。
連続的な青い波の壁紙も美しかったです。
家紋が重要な役目を持っていた時代に思いを馳せると
真向兎(まむきうさぎ)と青海波(せいがいは)も
先人からのメッセージを語りかけてきます。
日本の原風景が手つかずのまま残っている飛騨高山・・
宝探しをしに また行きたいです。